3D計測ソフトが便利すぎた

なかなか高額なiphoneProが必要になりますけども、
LiDARセンサーが搭載された機種で使えます。

Iphoneを動かしてカメラでスキャンする。(5~10分程度)
⇒終わったら読込作業(いわゆるレンダリング。画像が鮮明になる。1分弱)
⇒手元にストリートビューのような3Dモデルができあがる。

⇒作成した3Dモデルを画面上でぐりぐり好きなように回転・拡大縮小ができて、さらに長さの数値データが正確にできているというものです。

俯瞰はこんな感じ
拡大して中に入ったところ。現場にいるかのようです。ストリートビューのような操作感ですね。
IPHONEの「計測」機能の数値
同じ所をScanatで計測した数値

・寸法だけでなく面積も測れる。
(Ipadでデータ共有してペンで点をおさえるとより正確にできる。)

・実測した数値、携帯の「測定」機能と比較してみてもたしかにmm単位の正確性があるといってよく、建築の実務に十分使える精度です。

知人に教えてもらった際に操作性をある程度聞いてはいたものの、
実際に動かしてみるとアプリの動くそのスピードも含め、なかなか感心することばかりです。3Dモデルを動かして観ているときはカクつくとかフリーズするなどほとんどないですね。スキャン中はしばしばフリーズしますがその傾向は何となくわかるので、おそらくコツがいるのだろうという感じです。

今まで現地調査のあとに知りたいことが生じて繰り返し足を運ぶことがしばしばありましたが、うまく使いこなせばその回数、滞在時間、作業時間を軽減できることはもちろん、机上で納得いく作業を積み重ねられるという点がちょっと楽しくすらあります。
先日測定してきた隣地の家の窓配置やエアコン室外機の配置、高低差の計測を図に反映してみたのですが驚くほど短時間で納得いく図が作成できました。
これはなんかいいものに出会った気がします。