サインもかっこよくデザインされています。

コルビジェのサヴォア邸もそうですが、付属建物にも統一感があるとうれしくなるのは自分だけでしょうか。

エントランスも全体のデザインに溶け込んでます。隣の少しくぼんでいる部分はフルオープンにできるらしいが、メカニカルな部分がうまく消されていて全く気になりません。
 木がきれいに退色しています。
所々濃淡がつくのは自然素材のよさでもあります。サッシも木製ですね。

戸当り側に柱がない!

梼原町総合庁舎

これまた梼原町の町役場です。木造といえば大空間を作るにはあまり適さないイメージを普通はもっていると思いますが、こちらは既成概念が大きく裏切られます。柱をボルトで縫い合わせて巨大な柱を作り、梁も集成材で大きな断面のものを井桁に組んで大空間を作っています。構造をすべて表しにしているので内部に足を踏み入れるとデザイン的にもその荷重が肌で感じられるようで、壮観なものがあります。木ががんばってるなーと感じます。外観の側面と正面は異なったデザインですが、幾何学的にそれぞれ複雑なことをされていて唯一無二なものになっていますし、全体ボリュームはすっきりと大きな平面をとってますが単調に見えずかっこいいと思います。自然豊かな環境の中でも異物感を感じません。当然のように設備関係がうまく隠されています。全体として、デザインとしての木材、また構造材としての木材、どちらの可能性もかなり引き出した建物なのではないでしょうか。産業としての木材にも、地球環境の改善にも貢献できているとしたら最強ですね。