犬島精練所美術館

焼杉の観光案内所もマッチしていました。

犬島精錬所美術館

犬島精錬所美術館、行ってきました。
銅の精錬所だった頃、暗い時代があったことを後世に伝えるため、形を変えて今に残す遺跡的なコンセプトであるとは思います。
、、とはいえ銅の精製の際のカスでできるカラミ煉瓦、中にガラスや鉄くずなど様々な鉱物が混じっていてとても存在感があり、マテリアルとしてかっこいいと思いました。全体の雰囲気として、古い部分の廃墟のような感じも遺跡的に残しつつ鉄やガラスの現代的な使い方も見られ、新旧がバランスよく融合しているようでとても好きな建築でした。
採光や空調にも電気を使用せず、自然エネルギーを活かし環境に配慮するというコンセプトが徹底しており、実物でみるとなかなかうなるものがありました。。ガイドの方のお話もとても楽しかったです。建築とは使われるべき箱であり、機能が優先されるものだとは思います。とはいえ、完成度を高めることで、建築自体がアートとなり得るくらいになるものだと思いました。