無垢のフローリングに珪藻土塗の壁

タモ無垢のフロア、ラバーウッドとシナ合板で造作のベンチ収納、タイル、木製家具

できる限り自然素材を使いたい

昭和40年代に大量生産の住宅メーカーが台頭して以来、現代では家を建てる時、驚くほど多くの石油製品が使われています。
ビニールクロス、木目調シートのフローリング、塩ビシート、塩ビ製の白いシートが貼られた窓枠・・・等々
これだけ台頭した最大のメリットととは、同じ品質のものを大量生産することができ、低価格・規格化・大量生産が可能になることです。一方で減ってきてはいますが一時にはシックハウス症候群が問題になるなど健康被害があったり、症例が減った今でも、住宅では24時間換気することが義務付けられています。焼却の際に有毒ガスが発生するといったデメリットも社会的にはあります。

自然素材は見直されている

サステイナブルな地球環境に対する感度の高い方には自然素材が既に受け入れられていますし、なによりも単純に旅館やお寺・商業施設等で自然素材に囲まれた空間にいるとなんとなく落ち着く、安らぐと感じる方は多いと思います。自然素材には汚染物質がないので空気の質が良くなり、調湿作用があるものが多く結露しない、またカビやダニが発生しにくいため不快感がないのだろうと思います。価格は石油製品に比べればやや高価にはなりますが、手入れをしながら長く使い続けることで唯一無二のものになるでしょう。