RC造 配筋検査②
「かぶり」を確認する
RC造の現場監理をする際、鉄筋が所定の本数入っているか、ピッチはどうかはもちろんですが、「かぶり」をチェックします。
かぶりとは中の鉄筋がさびないようにコンクリートで覆って保護している部分です。保護するためにある程度の厚みが必要で外部では最低3cm以上(土に接する部分の基礎は6cm以上等、部位により異なる。添付表参照)と決まっています。施工誤差を考慮して施工は+1cmして4cmが一般的。
また、設計図書の中の構造図の最初の方に添付のような表があるのが一般的です。
「スペーサー」といって壁用の丸型や、床用の置き型のもの等あり、これがきちんとはいっていればほぼ大丈夫です。あとは鉄筋と型枠の通りを確認します。型枠内にゴミが落ちていないか、鉄筋かごをつかんでゆすってみてぐらぐらするようならコンクリートを注入した際の圧力で曲がったりする可能性があるのでしっかり強固に固定されているかも確認します。
地味ですが建物の耐久性にとってとても大事なものなので、現場でしっかり確認します。
今回みた現場は鉄筋と型枠がすーっと平行で、きれいな現場です。