たまには読書を
年始最初の週はやや穏やかなスタートとなりましたが、
一週間もすればまた慌ただしい日々が訪れ、
だんだんとそれにも体が適応してきました。
先日訃報のあった建築家の原広司さん、この機会に略歴に触れ、著作も気になったもので久しぶりに建築書を読んでおります。
近代以降の建築史を踏まえつつ、空間や境界などについての興味深い持論といった内容かと思います。
学生の頃と違って、経験で意思決定できてしまうことも増えてきた今、建築をゼロから考えるいい機会にもなりました。
考えを言葉にするという意味でも今の仕事に役立つし、
相手に求められることだけが仕事ではないわけで、その形態と機能の融合の結果が建築物であるわけだから、ゼロから美しいのか、使いやすいのかなどを考えてみてそれがどうなのかという自分への確認、これはいつもやっているつもりですが他人の建築論に触れることでより深いものになるなと、忙しい中でもこうした読書なり経験は時折必要だなと思いましたね。
年度末くらいまでは仕事量がひっ迫しておりますが、一つ一つきちんと、惰性で意思決定をしないようにと気をつけております。